新年を迎えるに当たり、平素より当法人障がい福祉事業に格別のご理解とご協力をいただいておりますことに、厚く御礼申し上げます。

さて、昨年度を振り返りますと7月26日に神奈川県相模原市の「津久井やまゆり園」で19名の障がい者が殺害されるというショッキングな事件が発生しました。障がいのある当事者・関係者だけでなく、社会全体を震撼させる大きな事件でした。この事件から、福祉施設における安全対策等の重要性を痛感しただけでなく、社会における障がい者の立場や福祉の動向などを注意深く見守っていかなければならないと考えております。

また、毎年ひとつずつ歳を重ねることから、保護者様や利用者の方々の健康面への注意も重要な課題となってまいりました。

当法人においては、かねてからご家族の皆様から希望を多くいただいておりましたグループホームの設立に着手いたしました。行政の決定が昨年度と比べて4カ月ほど遅れたことから、現段階では開設日は決定しておりませんが5月又は6月以降の開設、入居となる見込みでございます。一日でも早く皆様のご希望に添えるグループホームの設置、運営を目指して職員一丸となり、邁進しているところでございますので、もうしばらくお待ちください。

 

本年も利用者の方々の利益を守るため、日々の業務に励んでまいりますので、引き続き、皆様方のご理解とご協力を何卒お願い申し上げ年頭の挨拶にかえさせて頂きます。

2017年1月1日

社会福祉法人鈴風会

すずかぜ施設長 杉 本 立 己